手帳やノート、スケッチブックに、絵を描いていくのは楽しいです。
でも。
新しい手帳、新しいノート、新しいページ。
失敗したくない!という気持ちで固まってしまうことがあると思うのです。
失敗したページを見るたびにテンションが下がるのはイヤだなとか、ひとつの失敗で全部がイヤになってしまいそうだとか。
あるいは、1冊のノートを使い切るには時間がかかりそうで、中だるみしそうな気もしたり。
とはいえ、いずれにしても、絵を描かなくなるのはもったいです。
そこで、この記事では、そんな悩みの解決策を書いてみようと思います。
こんな人に
- 水彩スケッチを始めたいけど、いきなりスケッチブックだと緊張してしまう人
- ノートもいいけど、失敗してもいいやと、もっと気楽に描けるものも欲しい人
- 水彩スケッチで、達成感が欲しい人
- 手帳やノートもいいけど、気分転換に他のものに描きたい人
もくじ
失敗も中だるみも、クリアできる方法
結論から書くと、失敗も、中だるみも、一枚完結型で問題はクリアできます。
一旦、ノートやスケッチブックに書くにはストップして、置いておきましょう!
「失敗も味のうち」「失敗なんて気にしなくていい」「そもそも失敗なんてない」
それはもっともなのですが、そう思えるときばっかりではないのも事実です。
自分自身にしかわからない失敗。自分だけが気になってしまう箇所。
自分で描いたその絵が、どうしても好きじゃないと感じてしまう。
特に、絵を描きはじめて間もないころは、そういったところで心が折れてしまいそうになるものですよね… …
じぶんが見て気分よくいられる絵を描いていきたい
現に私自身、何度も投げだしたことがあります。描きかけの手帳、何冊あるだろう?
好きなページで埋め尽くしたいと思うばかりに、緊張もしていました。それが余計な力みなって、楽しくなくなったり。
一枚完結型ならその心配がないので、ノビノビ描けるというわけです。これがいい。
経験的に、そのノビノビ感がいい効果を生んでくれました。
一旦ノートやスケッチブックに描くのを休んで、一枚完結で描くメリット・デメリット
一枚完結で描くメリットとデメリットを挙げてみます。
メリット
- 失敗してもどうってことないと思え、ノビノビ描ける
- 同じものを、何回でも(何枚でも)描いて試すことができるし、その気持ちにもなれる
- 失敗しても、練習用の紙にできる
- ノートと違い、それだけを捨ててしまえる
デメリット
デメリットはあまり無いように思いますが、強いてあげるなら
- 何枚でも描けるので、つい適当に描いてしまうことがあるかも
- どうしてもノート作りをしたい人には、合わないかも
とはいえ、ノート作りも行き詰ってしまったら、気分転換に一枚ものを描いていくといいのではないでしょうか。
一枚完結には、ハガキサイズの紙がおすすめ
ノートやスケッチブックではなく、一枚完結で水彩スケッチをするなら、ハガキサイズの紙がおすすめです。
おすすめポイント
- とにかく手軽。心理的な圧迫感がない。
- 持ち歩きにもいいです。数枚持って歩いても、かさ張らない。
- 紙面が広くないので、描き込むものが少なくて済む。
そもそも、手帳やノートで水彩スケッチをしたいと思っている場合、そんなに大きなサイズを目指していないと思うので、その観点からも、ハガキは良いサイズ感です。
もしイイ感じに描けたら、フレームにいれて飾ることもできますし、誰かに送ってみるのもいいですよね。
小さい一枚で達成感を積みかさねる
ハガキサイズをオススメする、いちばんのポイントは、小さな達成感を積みかさねていけることです。
ノートやスケッチブックも、1ページごとには完結していくのですが、本当の意味での達成感は、1冊終わることで得られるものです。
その達成感は満足度が高くていいものなんですが、やっぱり人間、いつも一定の気分でいられるわけではないので、そこに至るまでに、どうしても中だるみが起こるもんです。
残りのページを、つい持て余したり、まだか~と思ってしまう時もあったりして。
かといって、本格的な絵画をたしなもうというのでもなければ、大きなサイズの絵なんて、いくら一枚で完結すると言ってもハードルが高すぎます。
ならば、小さな達成感を得ようではありませんか!
ハガキサイズは、気分が乗ると何枚も描けてしまうくらいのサイズ感ですから。
もちろん、何枚もでなくても、1枚でいいんですけどね。
とにかく、完成させることで達成感は得られます。
やっぱり絵を描くのって楽しいなぁと思い出すことができて、達成感の大切さに改めて気づかされますよ。
中だるみが解消されたら、またノートやスケッチブックでも、改めて気分よく描いていけるようになります。
水彩スケッチ初心者さんや、まだ慣れていない人にとっての達成感は、この小さな一枚を積み上げていくことがプラスに働きます。
この時期の達成感という効果は大きくて、絵を続けていく弾みになります。
実際、私も絵を始めたての頃は、ノートデビュー前にハガキにばかり描いていました。
教えてもらってそうしたのですが、いいこと教わったなと、時間が経つほどに実感していきましたよ。
もちろん今も、必ず手元には買い置きのハガキ用紙があって、中だるみした時や、気分転換によく使っています!
水彩スケッチにおすすめのハガキ紙
水彩スケッチには、ハガキサイズになった水彩紙があります。こんな感じのもの。
私は、vifArt(ヴィフアール)水彩紙の中目を使ってます。画像の、むかって左側のものです。
細目、中目、荒目があって、初めての方は中目から試してみるといいと思います。
また、厚口画用紙でも水彩スケッチは可能です。画像の、むかって右側のものです。これは、厚口タイプ。
特厚口もあって、そちらも使ってみたことはあります。
が、水彩紙ではなく画用紙を選ぶ時点で、個人的には厚口でいいなと思いました。
というのも、水彩スケッチにこの厚口画用紙のハガキを選ぶ理由は、お徳感があるからなんです。50枚も入ってますから。
特厚口は40枚入りです。
ちなみに、ヴィフアール水彩紙のハガキは、30枚入りです。
50枚もある厚口画用紙は、手軽な水彩スケッチ(淡彩スケッチ)をしたい人には、紙として十分使えますし、かなりお得です。
ただ、水彩紙には、やはり透明水彩の特徴を活かして描けるメリットがあります。
また、水彩紙は一般的な紙より高いので、ハガキサイズであれば、手軽に水彩紙を買える点もうれしい。
ですので、個人的には、もしも厚口ではなく特厚口の画用紙(ハガキ)にしようか迷っているのであれば、 ヴィフアール水彩紙(ハガキ)をおすすめします。
普段は画用紙程度でも分なスケッチだけど、たまに水彩絵の具らしい絵を描いてみたい、そんな時のお試しにも、これはオススメです。
もちろん、どれもハガキとして実際に郵便に出すことができるので、イイ感じの絵が描けたら、誰かに送れますよ。
私も出したことがありますが、手描きの絵ハガキは、すごく喜ばれます!
まとめ
絵、水彩スケッチをはじめて間もないとか、あまり慣れていないうちは、ノートやスケッチブックもいいけど、もっと気楽に描けるものはないのか~と思うもの。
また、ずっとスケッチを続けていても、1冊のノートやスケッチブックを描きおえるまでに、中だるみしてしまうこともあります。
初心者さんには(私もベテランではないのですが)、とにもかくにも、小さな達成感を積み重ねてみることが、絵をどんどん好きになっていく弾みにもなります。
ハガキサイズのスケッチは、
- 失敗してもいいと思えてノビノビ描ける
- 失敗したと思っても、同じものを何枚でも描く気になれる
- サイズが小さいので、初心者や慣れていない人にも描きやすい
- 達成感を何度も得ながら、水彩スケッチをたのしめる
- 達成感を得ることで、絵を描くことがどんどん好きになる
いいことづくめなので、ぜひ試してみてください。お互い、楽しいスケッチライフを送りましょう。
この記事が、少しでもお役に立てたら幸いです。