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水彩スケッチに使ってきたペン、まとめました。【これから始めたい人へのおすすめも】

2021-07-26

水彩スケッチに使ってきたペン、まとめました。【初心者さんにオススメあり】

手帳や小さなスケッチブックで、気軽な水彩スケッチをしてみたいと思ったとき、そういえば、そもそもどんなペンが使えるのだろう?と、疑問に思うのではないでしょうか。

わたしも、絵の具より先に、ペンについて悩みました。そしてその悩みは、ずっと続きます。

とはいえ楽しい悩みですので、安心してください。むしろ、スケッチ生活の中での醍醐味のひとつかもしれません。

ここでは、わたしが実際に水彩スケッチにってきたペンをまとめてみました。

こんな人に

  • ペンスケッチで、着彩には水彩絵の具を使いたい人
  • はじめてペンスケッチをするので、どのペンがいいか知りたい人

わたしが水彩スケッチをはじめる時、これがいちばん最初に知りたかったことだったので、この記事が参考になれば幸いです。

基本的に、水性顔料インクのペンを使っています。

スケッチの着彩に水彩絵の具を使う場合、基本的には、線が水に流れたりにじんだりしてほしくないものです。

中には、あるいは時には、にじんだ線の味わいを楽しみたいケースもあるかもしれませんが、今回はそれは想定しません。

ここに挙げているものは、すべて耐水性のペンです。

耐水性ときくと油性をイメージしがちですが、じっさいには水性ペンにも耐水性のものがあります。

どういうことかというと、水性インクには次のような種類があるのです。

  • 水性染料インク
  • 水性顔料インク

これらのうち、水性顔料インクは耐水性なのです。ですので、水彩絵の具も安心して使えるというわけです。

ただし、水性顔料インクであっても、水に流れたりにじんだりしないのは、インクが乾いてからです。
あわてて絵の具をぬると、にじんでしまいます。

油性ペンではダメなの?

なぜ顔料インクの水性ペンを使うのかといえば、わたしの場合は、紙の裏写りや裏抜けを避けたいからです。

油性ペンを使ってもいいのですが、紙に裏写りすることが多く、またペン先を紙上に置いたままぼんやりしてしまうと、裏抜けしてしまいます。

そのため、それがイヤな場合には注意が必要です。

また油性ペンではなく、油性ボールペンを使う場合には、インク玉ができやすいものがあります。

紙を汚してしまう心配があるため、選ぶ場合にはそういったことも念頭に置いておくといいですよ。

そんなこともあり、わたしはこれまでのところ、水性顔料インクのペンばかり使っています。

水彩スケッチに、これまで使ってきたペンたちです。

では、これまで水彩スケッチに使ってきたペンたちを書いていきます。

ピグマ(サクラクレパス)

ピグマ(サクラクレパス)

水彩スケッチで、はじめて使ったペンが、ピグマです。水性顔料インクを開発したのが、このメーカーさんとのこと。ありがたいですね!

「スケッチするなら、水彩絵の具を使うと便利だし、なによりとても楽しいよ」と教えてくれた人がいて、そのとき一緒に教えてもらったのが、このペンでした。

ミリペンともいわれる、ドローイング用のサインペンで、ペン先は、いちばん細いもので0.03mm~あります。

ペン先の細さ(線幅)に種類が多いので、色々使ってみながら、好みのものを探しいくのも面白いです。選ぶ時間もぜひ楽しみましょう!

わたしは、0.1mmと0.05mmを使っています。特に0.05mmは、小さな手帳やノートにスケッチするので、個人的に重宝してます。

実は初めて買ったものは0.5mmだったのですが、わたしには、これは太すぎると感じました。

というのも、小さなノートや手帳、スケッチブックでは、0.5mmでは線が主張しすぎると感じたためです。好みはあるにせよ、太くても0.3mmくらいまでが最適ではないかと思います。

画材屋さんはもちろん、本屋さんの一角の文具コーナーなどでも売られていることが多く、買いやすい(入手しやすい)という点もいいです。

カラー展開もあるので、使い分けてみるのも面白そう。

コピックマルチライナー(.TOO)

コピックマルチライナー(.TOO)

個人的にとても描きやすく、使用回数が多いのがこのペンです。にぎりやすいのと、ペン先の感覚が好み。

ピグマ同様こちらもミリペンですが、ピグマよりペン先が少ししっかり目に感じます。

わたしが持っているものは、0.3mmと0.1mmですが、ほとんど0.1mmを使用しています。

元々はコピックを使うために買っていたものですが、とても描きやすくお気に入りです。

耐水性であるだけでなく、コピックにもにじまないように、耐アルコール性もうたわれています。

(ちなみにピグマは、コピックを使うとにじんだことがありました。)

コピックマルチライナーも、線幅の種類は多く、扱っているお店も多いです。

uni-ball シグノ (三菱鉛筆)

uni-ball シグノ (三菱鉛筆)

上記2つは、イラストやスケッチなどのペン画用に作られたペンで、ペン先はミリペンタイプでした。

シグノは、ふつうのボールペンタイプです。

ほとんどの文具屋さんで扱っているため、見かけたことや、使ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。

これも水性顔料インクなので、水彩スケッチに使えます。

これを買ってみたのは、たしか何かの本で、水彩スケッチにおすすめされているのを読んだことがきっかっけだったと思います。

それがなければ、自分からこのペンを水彩スケッチに使おうとは思わなかっただろうと思うのです。

0.38mmを持っており、インクは良いのですが、細いこともあってかボールがひっかかったり、少々書き味(描く味)が硬い印象です。

紙との相性もあると思いますし、ひょっとしたらペンの個体差もあるのかもしれませんが、いずれにせよ、ほとんど使わなくなってしまいました。

uni リブ(三菱鉛筆)

uni リブ(三菱鉛筆)

ミリペンでもボールペンでもなく、ふつうのサインペンです。これも本で紹介されていたのをきっかけに、買ってみたものです。

0.5mmと、0.7mmがあり、わたしは0.5mmを持っています。

ただ、上記3つのように、どこでも手に入りやすいというものではないようです。理由は不明ですが、文具屋さんにも売っておらず、結局ネットで買いました。

ペン先の形状がしっかりしているので、ミリペンのようにペン先をつぶしそうになる心配がありません。そのため、ペンとしては使いやすいですし、描きやすいです。

ときどき使いますが、個人的にはやはり0.5mmは太いなと思ってしまいました。

理由は、ピグマの0.5㎜を使って感じたときと同じです。小さな手帳やスケッチブックには、もう少し細い線のスケッチが好みです。

描きやすさはいいのですが、太さを選べない点が、ちょっとネックです。

広い紙面に画く場合には、使いやすいとおもいます。たとえば、マルマンのSOHOシリーズのスケッチブックのB5サイズを、着彩しない落書きや、絵の練習用に使っているのですが、その場合はこのペンも重宝しています。

super プチ(パイロット)

super プチ(パイロット)

こちらもミリペンではなく、ふつうのサインペン。 上記のリブと似ています。

太字(1.2mm)、中字(0.6mm)、細字(0.4mm)があり、わたしは細字(0.4mm)を持っています。

個人的には、0.4mmでも太いと感じます。ノートや手帳でのスケッチには、0.3mmあたりまでが最適かなと思っており、その思いに至ったきっかけは、このペンの「0.4mmでも太いかも」と感じたことでした。

書き味は良く、文字をつらつら書く分には好みの感覚です。あとは、広い紙面に落書き感覚で描く場合にもよく使います。

三菱リブと似ているのですが、個人的には、リブよりプチのほうが好みです。

新ペン先 スクールG(タチカワ)

新ペン先 スクールG(タチカワ)

ペン先をインクにつけながら描く、つけペンというタイプのものがあります。さらにその中にもいくつかの種類があり、たとえば、Gペンやスクールペンがそれにあたります。

しかしこの「新ペン先 スクールG」は、つけペンでなく、インクカートリッジを内蔵させたもの。手軽に使えて便利です。

使い初めに自分でインクカートリッジをセットするのですが、まさに万年筆のそれと同じです。

タチカワ・新ペン先スクールGのペン先
ペン先はこんな感じ

これ1本で、強さを加減しながら0.2mm~0.5mmまで描けるというすぐれもの。

とはいえこのペン、慣れは必要です。これまでに挙げてきたペンに比べると、かなり独特なのです。

力の加減をまちがえると、インクが出過ぎて手や紙を汚してしまったり、二重線のようになってしまうこともあります。

わたしはこの独特さにぜんぜん慣れず、使わなくなりました。

金属のペン先は、カリカリした硬い書き(描き)心地です。紙との相性もありますが、これは好みが別れそう。

また紙質によっては、先割れしたペン先に紙の繊維が入り込むことがあります。

わたしはこれが気になり、紙を変えるという選択ではなく、このペンを選ばないという選択になりました。

本当は、これのセピア色のインクが好きなので、このペンを使いこなせず残念です。

おもしろいペンだと思いますので、また忘れたころに試してみるかもしれません。

このペンは、けっこう個体差があると思いました。
黒とセピアを持っていますが、インクの出がそれぞれでかなり違います。
また、インクカートリッジをきちんとセットし、ペン先を下向きにすることなく置いていても、
インクがキャップ内に漏れていたことがありました。
口コミでも見かけたことがあるので、少し注意が必要かもしれません。

サラサクリップ ビンテージカラー(ゼブラ)※キャメルイエロー

サラサクリップ ビンテージカラー(ゼブラ)※キャメルイエロー

おもには黒インクのペンを使っていますが、絵の雰囲気を変えたくて、茶系のインクを探していたときのこと。

キャラメル色のインクをたまたま見つけ、買ってみたものです。正式には、キャメルイエローという名称です。

インクはふつうのサラサと同じですが、ビンテージカラーというのが気に入りました。

書き味(描き味)はバツグンに良いです。

ただ0.5mmなので、やはり個人的には太すぎました。小さい手帳やノートではなく、少し広い紙面のスケッチブックなどで使う場合には良いです。

結局スケッチにはたまにしか使っていませんが、書き味(描き味)や色は好みでした。

さらさら描けるゲルインキボールペン( 無印良品)※茶色

さらさら描けるゲルインキボールペン(  無印良品)※茶色

茶系のインクで探していたときに、試し買いしてみたもの。実はインク自体は、サラサと同じらしいです。買ったあとに知りました。

描き心地よく、茶色の色味も気に入りました。明るめのブラウンです。ただ、こちらも0.5mmのため太いです。

わかっているなら、もう0.5mmのペンを買わなければいいじゃないかと思われるかもしれませんが…

ミリペンと違い、一般的なペンにはそれほど線幅の種類がないため、結果的に0.5mmしか買えないことがよくあるのです。

試し書きができる時はしてから買いますが、実際に自分のノートや手帳で描いてみると、試し書きした時の感覚とは違うなと毎回感じています。

そんなわけで、サラサ ビンテージカラーも、 さらさら描ける ゲルインキボールペン も、ドローイングではなく、ただの筆記具として使うことになりました。

水彩スケッチを始めたい人に、おすすめのペンは。

実際にわたしが使ってきた中で、これから水彩スケッチを始めたい人におすすめのペンを考えました。

水彩スケッチを始めたい人、初心者さんにおすすめのペン

  • ピグマ
  • コピックマルチライナー

理由はつぎのとおりです。

おすすめポイント

  • 絵を描くために作られているペンなので、スケッチに使いやすい
  • 扱っているお店が多く、買いやすい
  • 線幅の種類が多いので、好みを見つけやすい

筆記具ではなく、絵を描くためですので、そのために作られているペンからスタートしてみるのがいいと思います。

描きやすさ、扱いやすさは、申し分ありません。

入手しやすいという点も、けっこう大事だと思っています。はじめたいと思ったときに、すぐ買えるのは便利である上に、何より「描きたい」と思ったその気持ちをすぐ行動に移せる点が大きいと思うのです。

シグノも扱っているお店が多く買いやすいペンではありますが、ボールペンであることから、おすすめにはいれませんでした。

なぜなら、ボールペンの場合、左利きの方にとってはインクが出なくなったりかすれたりして、気持ち良く絵が描けないと感じるケースがあると思ったためです。

また、はじめは誰かの話を参考にして、0.1mmがおすすめと言われたらそれを買ってみたり、0.3mmがいいよと言われたらそれを買ってみたりすると思うのですが、ところがこればかりは、好みの問題が本当に大きい。

使う紙質にもよるし、紙のサイズにもよるし、描き味の好みにもよるし、筆圧も関係するかもしれない。描きたい絵の好みも様々です。

つまり結局は、これがいいと思えるものを、自分なりに探していくことになります。

ですので、線幅のラインナップが豊富なこの2種類は、ありがたい存在であり、おすすめできる点なのです。

ピグマ、マルチライナー、共に複数の色展開をしていますが、どちらも、他色に比べてブラックの線幅が、豊富に展開されてます。

個人的には、現在はピグマ0.05mmや、コピックマルチライナー0.1mmをよく使いますが、気分や描くものによって使い分けています。

好みを探っていくにあたって、0.1mmあたりから描きはじめてみるといいと思いますよ。

もちろん、どちらも「初心者用のペン」というわけではないので、ずっと使い続けられます!

まとめ

水彩スケッチには、水ににじまない、水性顔料インクのペンがおすすめです。インクが乾いたら、耐水性になります。

油性もいいですが、紙の裏写りがあったり、インク玉などで紙を汚すこともあるので、その辺は注意が必要です。

描き味、紙との相性、線幅、色、などなど、好みの1本を探しあてると、描くことがグンと楽しくなりますよ。

好みの1本を見つけるまでの旅も、ぜひ楽しんでください。

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