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当ブログ「夏空ノート」について

「続かない」を悪と決めつけない

猛暑は苦手ですが、夏の空が好きです。とくに朝。夏空を見上げると、抱えきれないほどやりたいことにあふれていた、子ども時代の夏休みを思い出します。

子ども時代は、そうやってたくさんの夢や希望を持っていたように思いますが、大人になった私は、自己肯定感が低く、これといった取り柄も特技もない人間になっていました。コンプレックスのかたまりです。

さまざまな心身の不調も経験しましたが、何も続かない自分がコンプレックスの私は、客観的に見てどんなに心身が良くない状態でも、仕事を休むことができませんでした。

それが自分を追い込み、結局「続かない」をまた生み出すのです。体力も気力も持たないし、これではいけない。そう気づいてはいたけれど、何をしていいかもわからない。

でも「続かない」はそう悪いことでもないのかもしれません。場合によっては、続けない判断が正しいこともあります。

このブログは、そんな私の気づきと実践を記すためのノートです。

内向型である自分に気づく

子どもの頃は、にぎやかに友だちと遊ぶことも好きでしたが、一方で、ひとりで遊ぶことも好きでした。社会人になると、完全にひとりが好きな自分を確立していたように思います。

人と関わりたくないわけではなかったけど、とにかくひとりの時間は大切でした。やがて、ひとりの時間がいちばん楽しいかもしれないと気づき始めます。とにかく心が楽でもありました。でも、これでいいのか?という不安もどこかにありました。

そんな時、内向型に関する一冊の本と出会います。その後、HSPに関する話題も見聞きするようになり、ひとり時間が好きな自分を客観的に見て、そういう性質なんだと思えるようになりました。

それで人生が好転したのかといわれれば、残念ながらそんなことはありません。悩みや不安をひとりで抱え込み、誰にも相談できないタチでもあり、ひとりで考え過ぎて何も手がつかないこともよくあります。

それでも、気づかなければ岐路にも立てないことは確かなので、まずは気づくことが大切だと思います。

人生は体験することと、積み重ねること

ひとりが好きな私は、なんでもひとりで考え、結果的に煮詰まってしまい、物事を難しく複雑に考えていってしまう傾向にあります。

それでは何も解決しないことを、私の場合、自分自身が証明しています。

いつも何かを気にしながら、なのに何も手をつけられないまま。心から気が休まる感覚もない。だから体も休まらない。

それはきっと、これを軽視していたからです。

小さな一歩を踏み出す → 集中する→ やがて分岐点がくる → また小さな一歩を踏み出す → 集中する

結局、何事もやってみなければわかりません。であれば、体験することこそが人生だと言えそうです。その積み重ね。だったら、続かないことを悩むのは、ちょっと違うかもしれません。

悩むことが悪とは思いませんが、何も生み出していないもの事実です。だからといって、やたらと大きなことを考える必要もない。そもそも、考え過ぎては不安が増大したことで、結局何もできずじまいだったことが多いなら、最初に意識すべきことは、大きな一歩ではありません。

「小さく」を意識する

私はほんとうに不器用で、なにごともマイペースにしか進められません。内向型でひとりが好き。知的好奇心はありますが、残念なことに成績は平凡でした。

HSPってこんな感じというのを読むと、私も当てはまりそうです。自分で自分を繊細とは思いませんが、敏感ではあります。そんな私には、やっぱり「小さく」はとても大事だと思います。

なぜなら、何事も大きく捉えたままだと「何をしていいかわからない」が継続するだけで、不安は増大し、やがて「やっぱり私には無理だ」という気持ちに変換されるだけだからです。

これからは、続かない、続けられない自分を悲観するのではなく、たくさんの小さなカケラを積み重ねていくように、自分の時間を生きよう。

自分のためにブログを書きつつ、それでも、もしも誰かがそっと小さな一歩を踏み出すきっかけになることがあったなら…こんなにうれしいことはありません。


2021-07-26

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